リン化カルシウム(Ca₃P₂)とは
第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)に属し、乙種第3類で重要な物質です。暗赤色の固体で、水と反応してリン化水素(ホスフィン)を発生する特性を持ちます。ホスフィンは極めて有毒なガスであり、禁水性と毒性の両面で危険です。
(1) 第三種自然発火性物質及び禁水性物質に当たり、指定数量は300kgです。
性状のポイント
- (2) 暗赤色の結晶性粉末または塊状の固体である。
- (3) 水や生体液との接触で加水分解してリン化水素(ホスフィン、PH₃)を発生する。
- (4) 発生するリン化水素は毒性の主要因となる有毒ガスで、可燃性・自然発火性がある。
- (5) 水分・湿気を避け、容器を密閉して貯蔵する。
- (6) 消火に注水は厳禁で、乾燥砂などを用いる。
覚え方・ひっかけ
リン化カルシウムは「炭化カルシウムの対」として覚えることが効果的です。炭化カルシウムがアセチレンを発生するのに対し、リン化カルシウムはリン化水素(ホスフィン)を発生します。試験では「どの禁水性物質がどのガスを発生するか」という対応問題が出題されやすいです。ホスフィンは可燃性に加えて毒性が強い点が、アセチレン(可燃性が主)と区別されるポイントです。消火方法は「乾燥砂」などで、「水」「泡」は厳禁です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」りん化石灰(りん化カルシウム)SDS(CAS 1305-99-3、2025年改訂)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。