過酸化ベンゾイル

最終更新日: 2026-07-19

過酸化ベンゾイル((C₆H₅CO)₂O₂)とは

第5類(有機過酸化物)に分類され、乙種第5類試験で重要です。白色粉末の物質で、プラスチック・ゴムの製造時の重合触媒として広く使用されます。分子内に不安定なペルオキシ結合(O-O)を持つため、加熱・衝撃で容易に分解し爆発的に反応します。

(1) 第一種自己反応性物質に当たり、指定数量は10kgです。

性状のポイント

覚え方・ひっかけ

過酸化ベンゾイルは「有機過酸化物の代表」で、ニトログリセリン硝酸エステル)とは別の自己反応性物質です。両者の区別は「分子構造」:硝酸エステルはNO₂基を含み、有機過酸化物はO-O結合を含みます。いずれも加熱で爆発し、消火は大量の水による冷却が唯一の手段です。ひっかけは「過酸化物だから水で危険」ではなく、むしろ「湿潤保存が必須」である点。乾燥で反応性が上昇するため、保管時に除湿は禁物です。

出典・参考

過酸化ベンゾイルに関する問題