アルキルアルミニウムとは
第3類(自然発火性物質及び禁水性物質)に属し、乙種第3類で頻出される物質です。アルキル基がアルミニウムに結合した有機金属化合物の総称で、多くは無色の液体です。空気と水の両方に対して極めて高い反応性を持ち、自然発火と禁水性の両面で危険です。
(1) 政令別表第三の「アルキルアルミニウム」に当たり、指定数量は10kgです。
性状のポイント
- (2) 多くは無色の液体である(固体のものもある)。
- (3) 代表物質のトリエチルアルミニウムは空気に触れると自然発火する。自然発火性は第3類でも特に高い。
- (4) 代表物質のトリエチルアルミニウムは水に触れると自然発火するおそれのある可燃性・引火性ガスを発生する(禁水性)。
- (5) ベンゼンやヘキサンなどの溶剤で希釈すると反応性が下がり、危険性が低減する。
- (6) 湿気を遮断し、不活性ガス下で取り扱う。
- (7) ハロゲン化物消火剤とは激しく反応するため使用できない。
- (8) 消火は乾燥砂・膨張ひる石(バーミキュライト)・膨張真珠岩(パーライト)などで覆って行う。
覚え方・ひっかけ
アルキルアルミニウムは「液体」という点でカリウムなどの金属と異なり、有機化合物特有の危険性も加わります。試験では「保管方法(不活性ガス封入)」「空気・水との反応」「ヘキサン等での希釈による危険性低減」が問われやすいです。消火では「水」「泡」に加えてハロゲン化物消火剤も厳禁という点が最大のひっかけポイントです。有効なのは乾燥砂・膨張ひる石・膨張真珠岩による窒息消火です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」トリエチルアルミニウム SDS(代表物質、CAS 97-93-8、2019年改訂)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。