ハロゲン化物消火剤

最終更新日: 2026-07-26

ハロゲン化物消火剤

ハロゲン化物消火剤は、フッ素・塩素・臭素などのハロゲンを含む化合物を放射し、燃焼の連鎖反応を抑制(負触媒効果)して消火します。少量で強い消火力をもち、汚損がなく電気絶縁性も高いのが特徴です。

消火の原理

主なハロゲン化物

規則第35条第2号は、移動タンク貯蔵所の自動車用消火器として次のものを挙げています。

消火剤充てん量
ブロモクロロジフルオロメタン(ハロン1211)2L以上
ブロモトリフルオロメタン(ハロン1301)2L以上
ジブロモテトラフルオロエタン(ハロン2402)1L以上

使用の制限

  • (4) ハロン類はオゾン層を破壊する物質であり、モントリオール議定書に基づき生産が全廃された。現在は既存のハロンを回収・再利用しながら、消火上不可欠な用途に限って使用する運用がとられている。総務省消防庁「危険物火災消火活動」
  • (5) 熱分解によりフッ化水素・臭化水素などの有毒ガスを生じることがあるため、放射後は換気が必要である。密閉区画では人体への影響にも注意する。総務省消防庁「危険物火災消火活動」

使ってはいけない対象

法令上の位置づけ

試験での頻出ポイント

  • 主効果は抑制(負触媒)。二酸化炭素(窒息)との違いが問われます。
  • 汚損がなく電気絶縁性が高いので、電気設備・精密機器に適応します。
  • 第5類と活性な金属には適応しません
  • ハロゲン化物消火設備は第3種です。
  • オゾン層保護のため生産は全廃されており、既存分の回収・再利用で運用されています。

出典・参考

ハロゲン化物消火剤に関する問題