マグネシウム(Mg)とは
第2類(可燃性固体)に属し、乙種第2類で頻出される重要な物質です。銀白色の細い粉末形態で、きわめて燃焼性が高く、高温で激しく燃焼することが特徴です。
(1) 第二種可燃性固体に当たり、指定数量は500kgです。
性状のポイント
- (2) 銀白色の軽い金属で、比重は約1.74である。
- (3) 微粉は燃焼性が高く、粉じん爆発の危険性が大きい。
- (4) 点火すると白色の強い光を放って激しく燃え、きわめて高温になる。
- (5) 熱水と反応して水素を発生するため、火災時の注水は適さない。
- (6) 二酸化炭素を還元して燃焼を続けるため、二酸化炭素消火剤は使用できない。
身近な製品・市販形態
- アウトドア用品店のファイヤースターター(メタルマッチ)が代表例。マグネシウム合金の棒を金属片で削り、火花で着火する道具として棒状・カード状で売られる。
- 花火の閃光剤・線香花火の白い強い光、カメラのフラッシュ(かつての閃光電球)に使われた。強く明るい白色光が特徴。
- 軽量合金として、ノートPCの筐体、カメラボディ、自動車・自転車のホイールなどの部材にも使われる(製品の形では塊状のため、粉末・削り粉のような着火危険は小さい)。
- スーパーで売る「にがり」の主成分は塩化マグネシウムで、金属マグネシウムとは別物。
- 消火に水を使えない(水と反応して水素を発生し、燃焼中はさらに激しくなる)ことが、ファイヤースターターが濡れても使える理屈と表裏の関係にある。
覚え方・ひっかけ
マグネシウムもアルミニウムと同様に「水で消火してはいけない」という禁止事項が重要です。むしろアルミニウムより燃焼温度が高く、より激しい反応が起きるため、より強く水消火禁止を意識する必要があります。第2類の中でも特に「高温で燃焼する金属粉」として記憶することが大切です。二酸化炭素を還元して燃え続けるため二酸化炭素消火剤も不適で、消火には乾燥砂や金属火災用の粉末消火剤を用います。試験では「マグネシウム火災の消火方法」「マグネシウム粉と水の危険性」といった設問が定番です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」マグネシウム粉 GHSモデルSDS(CAS 7439-95-4)(2006年版)
- 同SDS:水との反応・消火方法に関する記載
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。