硫黄(S)とは
第2類(可燃性固体)に属し、乙種第2類で基本的な物質として問われます。黄色の固体(粉末)で、燃焼性を持ちますが、金属粉ほど激しくはないため、第2類の中では相対的に「温和な」側面があります。
(1) 政令別表第三の「硫黄」に当たり、指定数量は100kgです。
性状のポイント
- (2) 黄色の固体(粉末)で、比重は約2.07と水より重い。
- (3) 水には溶けないが、二硫化炭素には溶ける。
- (4) 燃焼すると有毒な二酸化硫黄(SO₂・亜硫酸ガス)を発生する。
- (5) 電気の不良導体で、静電気を帯びやすい。
- (6) 微粉が空気中に飛散すると、静電気の火花などにより粉じん爆発を起こすおそれがある。
- (7) 水とは反応しないため、消火には注水による冷却消火が有効である。
身近な製品・市販形態
- 園芸用の殺菌剤・殺ダニ剤として、粉末硫黄や石灰硫黄合剤が園芸店・農業資材店で売られる。土壌のpHを下げる資材としても使われる。
- 硫黄成分を配合した入浴剤(温泉の湯を再現するタイプ)がドラッグストアに並ぶ。温泉地の硫黄泉のにおいと結びつけて覚えやすい。
- マッチ、花火、ゴムの加硫(タイヤ・輪ゴムの弾性を出す工程)の原料でもある。工業用は粉末・フレーク状で袋・ドラム入り。
- 淡黄色の粉末という見た目がそのまま第2類の可燃性固体のイメージになる。粉末は粉じん爆発の危険があり、燃やすと有毒な二酸化硫黄が出る点が扱い上の注意になる。
覚え方・ひっかけ
硫黄は第2類の中で「金属粉との違い」を強調することが大切です。金属粉(アルミニウム、マグネシウム)は「水禁止・高温・粉じん爆発」というシリーズで覚えますが、硫黄は「可燃性固体だが水で消火できる」という点で分類されます。試験では「硫黄とマグネシウムの消火方法の違い」というような比較問題がしばしば出題されます。また、燃焼時のSO₂ガスの有毒性も問われることがあるため、併せて記憶することが重要です。
出典・参考
- 厚生労働省「職場のあんぜんサイト」硫黄 安全データシート(CAS 7704-34-9)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料(消防法上の危険物区分の根拠)
※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。