危険物の計算問題とは
危険物試験で頻出する「指定数量の倍数計算」や「複数危険物の合算」など、指定数量と貯蔵量の関係を数値で判定する計算問題です。丙種・乙種・甲種の全レベルで出題され、落としやすいポイントでもあります。
よく出る計算と解き方
- (1) 指定数量の倍数は「貯蔵量÷指定数量」で求める。
- 例:ガソリン(指定数量200L)を2000L貯蔵 → 2000÷200=10倍
- 複数の危険物を扱う場合は、各危険物の(貯蔵量÷指定数量)を合計する
- 例:ガソリン2000L+灯油4000L → 10+4=14倍
- (2) 指定数量の倍数の合計が1以上なら、消防法上、製造所等以外の場所で貯蔵・取扱いはできず、製造所等の設置許可が必要になる。1未満でも市町村条例による規制を受ける。
覚え方・ひっかけ
よくあるミスは「単位の混同」(L対kg)と「端数処理」です。ガソリンはL単位、黄りん(第3類)はkg単位など、品目により単位が異なります。異なる単位の貯蔵量そのものは加算せず、各危険物について無次元の「貯蔵量÷指定数量」を求めてから、その倍数を合計します。1倍ちょうどが消防法上の規制対象になる境界です。
出典・参考
- e-Gov法令検索 危険物の規制に関する政令(指定数量の根拠。政府公表)
- 総務省消防庁 危険物の判定に関する資料
※指定数量は危険物の規制に関する政令別表第三の現行値で確認しています。