塩素酸塩類

最終更新日: 2026-07-19

塩素酸塩類とは

塩素酸イオン(ClO₃⁻)を含む塩の総称で、消防法上の第1類(酸化性固体)の品名区分の一つです(厚労省SDS「消防法 第1類・塩素酸塩類」)。塩素酸カリウム(KClO₃)、塩素酸ナトリウム(NaClO₃)などが該当します。乙種第1類(乙1)試験では、第1類の「典型例」として頻出のグループです。

共通する性状・危険性

貯蔵・取扱いと消火方法

代表物質の比較

物質化学式外観水への溶解・潮解性消火
塩素酸カリウムKClO₃無色〜白色の結晶水に溶ける(冷水にはやや溶けにくい)/潮解性なし大量注水
塩素酸ナトリウムNaClO₃無色〜白色の結晶水に溶けやすい/潮解性あり大量注水
塩素酸アンモニウムNH₄ClO₃白色の結晶水に溶ける/不安定爆発物要個別確認

試験での問われ方

  • 「塩素酸塩類=注水OK」「無機過酸化物過酸化ナトリウム等)=注水厳禁・乾燥砂」という消火方法の対比が最頻出のひっかけです。
  • 化学式の識別も問われます。塩素酸「ClO₃」、過塩素酸「ClO₄」、亜塩素酸「ClO₂」の酸素の数の違いを正確に読み分けることが求められます。
  • 可燃物・還元剤・酸との混合危険、加熱・衝撃による分解といった「酸化性固体としての基本的な危険性」が問われます。

出典・参考

消火設備の適応性は危険物の規制に関する政令別表第五と照合しています。塩素酸塩類は「その他の第1類危険物」に当たり、水系の消火設備が適応します。

塩素酸塩類に関する問題