無機過酸化物

最終更新日: 2026-07-15

無機過酸化物とは

過酸化物イオン(O₂²⁻)を含む無機化合物の総称で、第1類(酸化性固体)の品名区分の一つです。過酸化ナトリウム(Na₂O₂)、過酸化カリウム(K₂O₂)のようなアルカリ金属の過酸化物と、過酸化カルシウム(CaO₂)、過酸化マグネシウム(MgO₂)、過酸化バリウム(BaO₂)のようなアルカリ土類金属等の過酸化物があります。第1類の中で唯一「注水厳禁」となるグループであり、乙種第1類(乙1)試験で最も重要な品名区分です。

共通する性状・危険性

貯蔵・取扱いと消火方法

代表物質の比較

物質化学式外観水との反応消火
過酸化ナトリウムNa₂O₂淡黄色〜黄白色の粉末激しく反応し発熱・酸素発生注水厳禁。乾燥砂・粉末
過酸化カリウムK₂O₂淡黄色〜黄褐色の粉末激しく反応し発熱・酸素発生。潮解性あり注水厳禁。乾燥砂・粉末
過酸化カルシウムCaO₂白色〜淡黄色の粉末反応は比較的穏やか(温水では分解)乾燥砂・粉末が安全
過酸化バリウムBaO₂白色〜灰白色の粉末温水と反応して酸素発生。毒性あり乾燥砂・粉末が安全

試験での問われ方

  • 第1類の消火は大量注水が原則。ただし無機過酸化物(アルカリ金属の過酸化物)は注水厳禁」という例外が最頻出です。「塩素酸カリウム=注水OK」「過酸化ナトリウム=乾燥砂」の対比問題は定番中の定番です。
  • 「水と反応して酸素を発生する」点が問われます。禁水性の第3類ナトリウム等=水素発生、炭化カルシウム=アセチレン発生)と発生ガスの違いを混同させるひっかけがあります。
  • アルカリ金属の過酸化物とアルカリ土類金属の過酸化物で、水との反応の激しさに差があることも問われることがあります。

出典・参考

※本解説はAIが上記の政府公表資料等を参考に作成した暫定版です。数値は代表値であり、正確性は要確認です。

無機過酸化物に関する問題