メタノール

最終更新日: 2026-07-25

メタノール(CH₃OH)とは

第4類アルコール類)に分類され、乙種第4類試験の頻出問題です。最も単純なアルコール類で、引火点が約11℃と非常に低く、常温で着火危険があります。

(1) アルコール類指定数量は400Lです。

性状のポイント

  • (2) 無色透明の液体で、わずかなアルコール臭があります
  • (3) 引火点は約11℃(非常に低い)、比重は約0.79
  • (4) 水に完全に溶解し、蒸気は空気より軽い
  • (5) 飲み込む、皮膚に接触する、または吸入すると有毒で、中枢神経系や視覚器などへの障害のおそれがある(厚生労働省「メタノール」個別SDS・危険有害性情報
  • (6) 古い家具の除去剤や工業用溶剤として使用される

身近な製品・市販形態

  • ホームセンターの燃料用アルコール(アルコールランプ・アルコールストーブ用)、カー用品店のウォッシャー液や燃料タンクの水抜き剤に含まれる。ボトル入りで売られる。
  • 見た目もにおいもエタノールに似るが、飲むと失明や死亡に至る毒性があるため、製品には飲用不可の表示がある。薬局の「消毒用アルコール」はエタノール主体で、燃料用アルコールとは別物。誤用防止のため名称の違いで区別する。
  • 危険物としてはエタノールと同じアルコール類指定数量400L)。炎の色が淡く明るい場所では見えにくいため、燃えているアルコールランプに注ぎ足して引火する事故が起きやすい。

覚え方・ひっかけ

メタノールの特徴は「水溶性=蒸気が軽い」点です。これにより、蒸気が上昇しやすく低所には滞留しません。しかし引火点が低いため、常温の空気中で簡単に着火します。「有毒かつ引火性」という二重の危険があるため、他のアルコール類エタノール)との違いを正確に把握することが重要です。消火はアルコール泡(AFFF)か大量の水での冷却が適切です。

出典・参考

メタノールに関する問題