エタノール

最終更新日: 2026-07-25

エタノール(C₂H₅OH)とは

第4類アルコール類)に分類され、乙種第4類試験で頻出です。酒の主成分で、メタノールと異なり低毒性ですが、引火点が約12℃と非常に低い引火性危険物です。

(1) アルコール類指定数量は400Lです。

性状のポイント

身近な製品・市販形態

  • 薬局・ドラッグストアの消毒用エタノール(日本薬局方の規格は76.9〜81.4vol%)と無水エタノール、ホームセンターの燃料用アルコール、そして酒類。いずれもボトル・スプレー・詰替えパウチで流通する。
  • 消防法アルコール類は「含有量60%未満の水溶液を除く」ため、消毒用エタノールは濃度が60%以上あり危険物に該当する。一方、アルコール度数の低い酒類は該当しない。同じ「エタノール製品」でも濃度で扱いが変わる代表例。
  • ウェットティッシュ、化粧水、ヘアスプレー、消臭スプレーなど、エタノールを含む家庭用品は多い。噴霧中の火気使用が引火事故になるのはこのため。
  • カセットコンロ用の固形燃料・ジェル燃料もアルコールを主成分にするが、こちらは固体・ゲル状のため第4類ではなく第2類引火性固体として扱われる。

覚え方・ひっかけ

エタノールはメタノールと同じアルコール類ですが、低毒性である点が大きな違いです。しかし危険物としては同等の引火性を持ちます。両者とも水溶性ですが、蒸気は空気より重いため低所への滞留に注意します。消火はアルコール泡(AFFF)が効果的で、普通の泡消火器は効かない点がひっかけポイントです。

出典・参考

エタノールに関する問題