甲種・類横断総合
甲種では、各類を個別に覚えるだけでなく、指定数量、危険等級、物質の性状、貯蔵・運搬、発生ガス、消火方法を横断して判断する力が必要です。
横断比較
- (1) 指定数量の倍数は、各危険物の数量をそれぞれの指定数量で割り、その値を合計します。第1・2・5類は固体を含み、第4・6類は液体です。第3類には固体・液体の双方があります。e-Gov「危険物の規制に関する政令 別表第三」
- (2) 第1・6類の酸化剤は可燃物との接触を避けます。第3類の禁水性物質は水と反応するため、黄りんの水中貯蔵と混同しません。運搬時の異類混載は危険物規則別表第4の組合せで判断します。e-Gov「危険物の規制に関する規則 別表第四」
- (3) 炭化カルシウムは水と反応してアセチレン、リン化カルシウムはホスフィンを発生します。禁水性物質には注水せず、乾燥砂等を用います。第4類の液体火災には泡・粉末・二酸化炭素等、第5類には一般に大量注水による冷却が有効です。厚労省SDS「炭化カルシウム」・厚労省SDS「りん化カルシウム」・消防庁「危険物火災消火活動」
- (4) 指定数量以上の危険物を貯蔵・取り扱う場所は、原則として許可を受けた製造所等でなければなりません。数量倍数の計算、物質の類、施設・運搬の規制、適応消火を順に判定します。e-Gov「消防法 第10条」
学び方
問題文から「数量」「類・品名」「水との反応」「酸化性か可燃性か」「貯蔵か運搬か」を拾い、単一の暗記表ではなく複数の規則を順番に適用します。
出典・参考
- 総務省消防庁「消防法 別表第一」
- e-Gov法令検索「危険物の規制に関する政令」別表第三
- e-Gov法令検索「危険物の規制に関する規則」別表第四