溶液の濃度

最終更新日: 2026-07-26

溶液の濃度

溶液は、溶質(溶けているもの)が溶媒(溶かしているもの)に溶けたものです。危険物の試験では、質量パーセント濃度とモル濃度の計算、そして希釈の計算が問われます。

用語

  • (1) 溶質を溶媒に溶かしたものが溶液で、溶液の質量=溶質の質量+溶媒の質量である。OpenStax「Molarity」

濃度の表し方

濃度定義単位
質量パーセント濃度溶質の質量 ÷ 溶液の質量 × 100
モル濃度(容量モル濃度)溶質の物質量 ÷ 溶液の体積mol/L
質量モル濃度溶質の物質量 ÷ 溶媒の質量mol/kg
体積パーセント濃度溶質の体積 ÷ 溶液の体積 × 100vol%

計算例

質量パーセント濃度

水180gに食塩20gを溶かした溶液の質量パーセント濃度は、
20 ÷ (180 + 20) × 100 = 10% です。分母を180gにして11.1%とするのが典型的な誤りです。

モル濃度

水酸化ナトリウム(式量40)4.0gを水に溶かして500mLにした溶液のモル濃度は、
物質量=4.0 ÷ 40=0.10mol、体積=0.500L なので、0.10 ÷ 0.500=0.20mol/L です。

希釈

  • (6) 溶液を薄めても溶質の量は変わらないので、希釈前後で「濃度×体積」が等しい。モル濃度なら c₁V₁ = c₂V₂ が成り立つ。OpenStax「Molarity」

たとえば2.0mol/Lの塩酸100mLを水で薄めて500mLにすると、2.0 × 100 = c₂ × 500 より c₂ = 0.40mol/L です。

溶解と危険物

試験での頻出ポイント

  • 質量パーセント濃度の分母は溶液(溶質+溶媒)です。溶媒だけで割るのが最も多い誤りです。
  • モル濃度の分母は溶液の体積、質量モル濃度の分母は溶媒の質量です。
  • 希釈では溶質の量が変わらないので、c₁V₁ = c₂V₂ を使います。
  • 第4類指定数量は水溶性で2倍になります。

出典・参考

溶液の濃度に関する問題