発火点

最終更新日: 2026-07-26

発火点

発火点(発火温度)とは、可燃物を空気中で加熱したとき、点火源(炎・火花)を与えなくても自ら燃え出す最低の温度です。引火点と違い、外部からの点火源を必要としません。

定義と意味

主な危険物の発火点

消防法上の区分との関係

発火点を下げる要因

  • (8) 発火点は物質固有の値ではなく、圧力・容器の材質・形状・測定法によって変わる。一般に圧力が高いほど、また酸素濃度が高いほど発火点は低くなる。NIST Chemistry WebBook
  • (9) 同じ物質でも、粉末状にして比表面積を大きくすると発熱が蓄積しやすくなり、より低い温度で発火するようになる。金属粉の粉じん爆発はこの例である。総務省消防庁「危険物とは」

自然発火との違い

  • (10) 発火点は「外部から加熱した結果、自ら燃え出す温度」である。これに対し自然発火は、外部から加熱しなくても酸化熱・分解熱・吸着熱・微生物による発熱などが蓄積して発火に至る現象で、発火点より低い環境温度でも起こりうる。総務省消防庁「危険物とは」

試験での頻出ポイント

  • 発火点は点火源が不要。「発火点は火花を近づけたときに燃え出す最低温度」とする選択肢は誤りです。
  • 二硫化炭素90℃は最頻出の数値です。特殊引火物の定義(発火点100℃以下)とセットで覚えます。
  • 引火点が低い物質は発火点も低い」は誤りです。ガソリン二硫化炭素の比較が定番の反例です。
  • 発火点は測定条件で変わるため、公表値には条件が付きます。
  • 自然発火は発火点に達していなくても起こります。

出典・参考

発火点に関する問題